全国すべてに登校班があるわけではない様ですが、集団登校で学校へ通っている子供たちは、各地に沢山います。
因みに、自分自身は、集団登校が無くばらばらに友達と小学校へ通っていたので登校班の仕組にはじめは驚きました。
長男が入学してから早数年、毎年班が変わるので班によっては、大変な時もありました。
集団登校で起こるトラブル、問題にはどんなものがあるのか、発生した時の対処法、改善法、子供への指導法を自分なりの方法と調べた結果をまとめました。
意外に効果を感じている事もあるので良かったら参考にして下さい。
※どうしても対処できずに毎年困ることも載せました。
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目次
集団登校でよくある問題点と改善策
集団登校、登校班色々な呼び名がありますが、近隣の子供たちがグループを組まれて集団で登校する仕組みの事です。
集団登校の班は、小学校が決める事もありますし、その地区の保護者が決める事もあります。
そのため、個人的な事情(仲がいいこと一緒にしてほしい)などは、通用しない事が多く時には、全然知らない子と隣り合って毎朝通学するという事になることもあります。
また、仲が良すぎてテンションが上がるという場合もあります。
集団登校でよくある問題点、トラブルは以下のようなものです。
・集合時間に集まらない子が居る(遅刻)
・集合時間より早すぎる子が居る(毎回)
・欠席、遅刻での登校班不参加の連絡が無い
・6年生で私立受験のために長期欠席連絡なし
・列を守って歩かない
・石を蹴る
・疲れて座り込んでしまう
・前の子のランドセルをガシャガシャいじる
・お友達に乱暴をする
・旗持ち当番の保護者が来ない
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集合時間の問題はグループでの決まりを作る
まず、集合時間の問題は、集団行動なので、日によっては、出掛けに何か忘れ物や突然のトイレなどで遅れてしまう子が居るのは仕方ないです。
しかし、問題なのは、毎日のように全く集合時間の間に合わない子供がいる場合です。
例えば、10人の班だとして、1人の子が遅れてしまうと9人の子が学校へ到着するのが遅くなるからです。そこに保護者の付き添いがある登校班なら、時計などを持っているのである程度の時間になれば、保護者が出発させることも出来ますが時計などが無い場所で子供だけで集まる登校班の場合は、いつまでも待ってしまうために登校がギリギリになるなどのトラブルも発生してしまいます。
うちの集合場所は、マンション内なので、あまり問題ないのですが、集合場所が外で雨の降る中遅れてくる子を10分以上待っているという話も聞きます。
暑い日、寒い日は、子供達は、その子のために待つのは大変です。
逆に早く来てしまう子も危険な場合があります。(色々な事情で早めに来てしまう子が居るのも分かるので、仕方ない面もありますが)
しかし、中々時間を守らない子を守らせるというのは、至難の業です。保護者に話しても改善されないことも多いのです。
対策
・とにかく、班でのルールを決める。
具体的には、集合時間が7時40分としたら、出発時間を5分後の7時45分として
45分になったら、来ていない子が居てもいなくても、全員出発する。
45分前に全員そろっていたら40分以降なら出発する!というルールを徹底する事です。
※遅れて来た子が1人で登校する事に関する配慮は、時間内に来なくて登校班に参加できない場合は、保護者が責任を持って校門(もしくは教室)まで連れてくるなどのルールを作る。
(もしくは、学校のルールに則る)
冷たいようですが、ルールを徹底しないといつまでもズルズル待つことになり、キチンとした時間に来た子が損をします。出発が遅れるので走ったりする必要がある場合も。
そして、班全体が危険な目に遭う可能性が高まります。
体験談
・我が家も入学して数年、子供が突然のトイレや体調不良で集合時間に間に合わず出発してしまい、何度も子供を自転車に乗せて、もしくは、付き添って登校した事があります。
朝から、お仕事をされている方などは、ちょっと難しい問題ですが、そこも班が責任を取る問題ではないので、各家庭で処理して貰いましょう。(冷たいようですが、全員の事情を考慮していたら回らないので)
まず、そのルールを班の責任者の保護者に相談して決定したら学校へ(もしくは、学校への間に入る校外委員などがあればそちらに)連絡すること。
責任は、保護者にあることを確認しておけば安心です。
個人的に対応すると角が立つので、登校班の決まりとして徹底できると良いですね。
欠席連絡
・こちらも忘れがちですが、なるべく連絡を徹底してもらう事が必要です。
特に、大所帯の場合は、欠席と分からずずっと待つ事も多いからです。
登校中の子供たちの行動についての対策と指導法
朝から子供たちを指導するのがホントにイライラすると言っている保護者もいます。
原因は、沢山の子供たちがそれぞれ勝手な行動をすること、言う事を聞かない事!
私も、旗当番をやって数年ですが、朝からイライラが爆発しそうになったことが多々あります。本当に生意気な子供にイラッとしたこともあります。(# ゚Д゚)
でも、集団登校の目的は、安全に生徒が学校まで登校する事です。
そのためには、集団ならではのトラブルにうまく対応して行かないといけないので色々と対策を考えるようになりました。
低学年の列を乱すなどへの対策!性格別対処法
・朝からテンションが上がってわちゃわちゃする
これは、主に低学年の子供たちに見られる行動です。
朝から、お友達と会ってテンションが上がって、列を乱したり、おしゃべりに夢中で歩くのが遅くなり列から離れてしまう。などです。
個人的には、これ位の行動は、許容範囲だと思っていますが、私が、登校班の責任者をした時に、同じ班の旗持ちの保護者からご連絡が合って、
子供達が、キチンと列で歩かない、おしゃべりで列が離れてしまう
などの注意をいただきました。
確かに、我が班の通学路は、途中横断歩道を渡る場所もあり、狭い道では、車や自転車が通ることもあるので、長い列が乱れると旗持ちの保護者一人では、見きれない事もあるので子供たちに注意をしました。
・対策法(やんちゃな子)
基本的に、ここ数年、登校班に参加してみた経験だけで言えば、大体低学年がわちゃわちゃする事が多く高学年になると落ち着いてきます。
で、どうしようかな~と迷ったのですが、わちゃわちゃする子達って、やんちゃな子が多くて、頭ごなしにこら!!と怒っても、多分次の日には忘れている事が多い気がします。
(なぜなら普段から怒られ慣れているから)
なので、そういうやんちゃな子ほど、頼る手法が有効でした。
具体的には、
集合場所に少し早く行って、子供達の目を見て(しゃがんで)ちょっと、お話し聞いてくれる??とお願いします。
そして、困っている事があるんだけど、実は・・と列が乱れている事、皆がわちゃわちゃ元気にしちゃうと怒られちゃうんだ。と相談する。
その他、何とか話に引き付ける(笑)
引き付けたころ合いを見て、
「登校班で、列から乱れた時に、後ろから車が来たらどうなる??」
分かる人!?と言ってクイズ形式に問題を出す。
「車にひかれる!」とか答えを出してくれたら、大正解!!!!と言って褒める(笑)疲労
ここで、変な答えをわざと出してくる子もいますが(笑)構わず、うーん、間違ってるよ。他に誰か正解が分かる人!?と競争心をあおる。そして、最終的に、じゃあどうしたらいい?
と聞き、自分たちで【きちんと歩く、列を乱さない】
というお約束に持っていくと8割がた成功です。
低学年のやんちゃな男子には、有効な手段でした。
※しかし、中には、説得だけでは通じないタイプの子もいます。(発達の関係などもある)
そういう場合は、親御さんに相談してしばらく付き添ってもらうか、学校へ相談する必要もあります。
ココからが重要なのですが、
その日、もし登校班に付き添いできればその勢いで行くのが一番有効です。
さっき、お約束した事を守れているか見守りながら歩き、多少おしゃべりしていても目を瞑り、出来ていた事を褒める!!!!
列をちょっとでも守って歩けたら、
【すごいじゃん!!】、【約束守れたじゃん!助かるわー!!流石一年生】
などと褒めます。結構、嬉しそうな顔をしてくれて萌えます。
また、しばらくすると忘れてしまう事が多いかもしれませんが、根気よく説明してお願いして結果的に登校班がどうしてルールを守らないといけないかを刷り込んでいくと1年後には、しっかりと登校できる子がほとんどでした。
おとなしくてきちんと歩いている子にも声掛けを!
・おとなしい子にも目を向ける声をかける
どうしても、目立つ子供には目が行きます。しかし、目立たず大人しくしっかりと登校している子達が殆どです。そういう子達は、キチンと歩いているのに褒められる事は少ないかなと思って、声をかけるように心がけています。
教室でもそういう事が起こるようですが、どうしても良くも悪くも目立つ子が注目されます。しかり、おとなしくても、しっかりやっている子も評価されたるべきだし、声を掛けられたら
にこって微笑んでくれます。(可愛い・・)朝の癒しの瞬間です。
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高学年になると隠れて問題が起きる事も
難しいのが高学年の子の登校班のトラブルですね。
子供だましが通用しないからですね。
最近の子供は、塾などに通う子も多くうちの登校班でも朝から顔色があまり良くない元気がない子もいます。
ストレスが溜まっている子もいるのだと思いますが、そういう子達は、おはようと声だけかけて後は、余り声を掛けないようにしたりして様子を見ています。
しかし、ただそれだけなら全然いいのですが、中には、友達にちょっかいをかけて相手にストレスが溜まっている場合もあります。
例として、
・前に歩く子のランドセルを開けたり閉めたりいじる
・前の子を蹴りながら歩く
・嫌な言葉を言いながら歩く
これは、私も毎年本当に苦労する問題です。
高学年の子でそれをする子は、結構厄介なタイプが多くて(普通はあまりそういう事をしないですよね)大人の言う事を全く聞かない子も多いのです。
せめてもの、対策としては、
登校班に付き添う時に、毎回挨拶をしてコミュニケーションをなるべく取っておくことで少しは、こちらの言う事に聞く耳を持ってくれるようになります。
なんで、そういう事をするのかな?と聞いた事もありますが、大体変な回答が返ってきます。
(暇だから・・とか)
・無駄かもしれないと思っても、私は、毎回その子にやってはいけない理由を話します。
お友達が嫌がっているからやめなさい。⇒お友達がストレス溜まって登校が嫌になることもあるよ。蹴るのは、絶対にいけない事だよ。とかですが・・・
でも、本当に登校班は、暇ですし、子供によっては、相性の合う合わないがあるのです。
毎日、ちょっかいを出されている方は、たまらないので、言っても聞かない場合は、
もう並び順を変えてしまうというのも有効です。
班の責任者の方に相談してみると意外にすんなり並びを変えてもらう事が出来るかもしれません。
体験談
うちの長男は、嫌な事をされても言い返せない時期がありました。(特に低学年)
で、同じ班に飛び蹴りをして来たり、首を絞めたりする子がいて・・・かなりストレスを感じていました。
待合場所で羽交い絞めにされたりするのですが、うちの子は、身体が大きいのでやり返せば絶対に勝てますが、それも出来ずにもう登校班嫌だ行きたくないと言っていました。
子供には、お母さんが言ってあげるよ!と言いました。そして、自分でもいえるように練習しようと練習しました。
実際、登校班の旗持ちの時に、また馬乗りになられていたので、
その子をひっ捕まえて、目を見据えて【うちの子にそういう事するの止めてくれる】
と冷静に言いました。
【首絞めたら死んじゃうよ!君、命の責任とれるの?】と言ったら凍り付いていました。
実は、私普段は、絶対他の子供に怒らないキャラでその子が私にバーンってぶつかって来ても
(その子は、他の保護者にも激突する様な超乱暴な子でした)
痛いよ。位で済ませていたのですが、余りにも我が子(及び他の子へも)への行動が目に余るものだったので、言いました。
普段、怒らない人が怒ると怖いと言いますがそれ以来長男に聞くと一切やってこなくなったそうです。
この経験から・・・
普段は、登校班の指導もにこやかに優しくしていて
いざという時に(絶対にやっちゃいけないことをした時)ビシッと目を見て叱る
のが有効かなと感じています。
⇒叱った後は引きずらない⇒普通に話す
実際、当時私が目を見て叱った子供は、その一件以来、私の言う事を聞くようになった上に、何かと街で合っても話しかけてくるようになりました。
よその子は、叱れな風潮がありますが、私は、地域の子供達全体を悪い事したら叱ります。
勿論、我が子も叱ります。そういう事も大人として大切じゃないかなと思っています。
陰湿な意地悪が起きる事もあります。
そういった場合は、こちらだけでは対応しきれない問題も多いので、学校への報告が必要な場合もあります。
また、保護者にも連絡するのが大切ですが、ここも、直接言うのではなくて、なるべく間を通して(登校班の責任者)連絡する事が大切です。
まとめ
毎年いろいろなメンバーの集団登校をしていて、子供達も普段話さない事友達になれる機会でもあります。
しかし、沢山の子が集まるとトラブルも起こります。
旗持ちの保護者の方で集合時間に来ないなどのトラブルもあって代わりに行ったこともあります。
色々な人間が暮らしているので、臨機応変に対応が必要になるので凄くストレスに感じる方もいると思います。
しかし、子供たちの安全を守るためにやる必要があるなら出来るだけスムーズに登校させたいものです。どうにか、対策をして安全に楽しく通えますように・・・
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子育てをはじめて早10年経ちました。
性格的に【根っからの心配性】の私は、子供を産む前から心配性ではありましたがさらに心配が増しました。
・寝ない
・咳した
・足が変な向きじゃないか?
・髪の毛が茶色すぎないか
・友達関係
色々な事ですぐに悩んで落ち込んでご飯食べれなくなった事も・・育児書を読んでも模範的な事しか書いてない!そんな時にネットの体験談に助けられました。
次男は、小学校で精神的に不安な事がきっかけでしばら
【登校しぶり】
になった経験もあります。
その時は、激ヤセしてしまう程影響を受けてしまう母なので自分自身のメンタルの保ち方なども研究中です。
子育てのモットーは、
【自己肯定感を育んで幸せな気持ちを持ってほしい】
ということです。
心配性な2児の母がお役に立てそうな情報をどんどんまとめていくので見ていってくださいね。