小児鍼、小児はり、こどもはりなど色々な言い方をしますが大人でいう鍼灸院で行うような施術を子供用の器具を使って基本的に刺さずに痛みもなく施術する方法で昔から
【夜泣き、疳の虫には鍼!】
と言われるほど効果があるものであまり知られていないかもしれませんがその歴史は、古く江戸時代から行われてきたのです。
どちらかというと現在の小児鍼は、どちらかというと関西方面で多く行われています。
我が家が小児はりの存在をちゃんと知ったのは、ここ最近で次男に小児はりの効果が絶大なので(長男は、恥ずかしがって行きません)もっと小さい頃に知っていたら沢山の悩みが解消されたのかな・・・と思っています。
特に我が家の二人の子供達は、どちらも【寝つきが非常に悪くそして眠りが浅い】
赤ん坊だったため産まれてから断乳するまでの数年(2歳過ぎ位まで授乳)もう殆ど2時間おきに起きていて自分自身の免疫力もダダ下がりで風邪ばかりひいて体調も精神も最悪でした。
現在子育てでお悩みがある方に一つの方法として存在を知ってもらえればと思いました。
小児はりの事と、我が家が言っている鍼灸院で次男がされている施術内容、そしてその後の効果をレビューします。
これから、小児はりを検討している方や気になっている方の参考になってお子様のお悩みが少しでも解消すれば嬉しいです。
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目次
小児はりはどんな症状に効くの!?自律神経の乱れ
子供を育てていると色々な悩みが発生します。
赤ちゃんの頃は、
・夜泣き
・疳の虫
・かんしゃく
・食べない
・寝ない
幼児期は
・かみつく
・すぐに怒る
・いう事を聞かない
・夜尿症
幼少期(特に赤ちゃんから幼児、幼児から小児期は急成長するので心と体のバランスが乱れがちです。)そのために、上記のような症状が多く発生します。
上記は、自律神経に関わることも多い症状でこれが小児はりが効果を上げる大きな要因なのです。小児はりは、自律神経系の乱れを整える効果があるので子供が精神的に落ち着いたり、免疫力が上がったりするというわけです。
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小児はりはどんな治療をするの?痛くないのか?
鍼治療というと痛い、皮膚に鍼が突き刺さっている!などのイメージがあるかと思いますが
小児はりに関しては、基本的に刺さない治療が多いようです。
我が家の子供がやってもらっている鍼治療もこする、なでる、などの方法でどうしても重症な症状の時のみちくっと先端部で針を刺しているようです。
子供も最初は、鍼治療を恐れていましたが今では痛みが殆どないという事で怖がらずに自ら洋服を脱いで施術台に上がっています。
はじめに、うつぶせになって背中をさすって足や臀部腕などをこすっております。
それから棒灸(棒状のお灸⇒手で持てる)というお灸に火を付けて皮膚から数センチ離して(皮膚には付けません)かざして温めています。
東洋医学では、風邪は首の下にある「風門」というツボから体に入ってくると言われています。らるくではこれからの季節、風門の辺りをじっくり棒灸で温めて皆さまの風邪予防をさせて頂きます!香りも良いので、香りだけでも癒し効果抜群ですヨ。#鍼灸 #治療室らるく pic.twitter.com/OpVTDYo5Tv
— 南青山鍼灸治療室らるく (@larcacu) October 12, 2018
私自身もそちらで鍼灸を受けているのですがすごくじんわりした温かさが気持ち良いです。特にお腹や足首などをじんわりと温めてくれます。
小児はりを受ける時に鍼灸院を選ぶポイントは?
必要に応じて針を刺すところもあるのでしょうが子供が怖がっているのに効くからと言って無理やり刺すような所は避けた方がいいのでは?と個人的には思います。
なぜなら定期的に通って体調を整えたいとして子供が怖がったりしたら連れていくこと自体がストレスになるからです。
必ず疑問点、不安点は事前に問い合わせてしっかりと説明してくれる所をおすすめします。
我が家の通う鍼灸院では刺さない鍼!棒灸も使う
我が家が通う鍼灸院では、小学生以下と小学生以上で治療時間が変わります。
小学生以上は、20分から30分位施術してくれています。
背中側から始まって仰向けになる頃には、子供も身体の力が抜けてリラックスしていつもあくびをしています。
先日も行って来たのですが(4か月ぶり)あくびの後【もう寝そう~】と言って先生を笑わせていました。
そうなんです、鍼灸をすると凄く身体の力が抜けてリラックスするんです。
特に今通っている鍼灸院は、大人の施術でも鍼の痛みをあまり感じません。
(たまに悪い部分ぽい所は、痛みを感じる事もありますがずきんとした軽い痛みです)
(過去に行ったところは、身体中に鍼を刺しっぱなしにして20本位が刺さりっぱなしの所もありました、ハジク治療と言ってそれはそれで気持ち良かったですが恐怖感はありました)
棒灸と鍼のコラボで大人でも眠りそうになりますし実際に寝てしまう患者さんもいるそうです。
小児はりこんな針を使っています!市販されている商品もある
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こちらのレビューを見たのですがこれで背中をこすったら寝つきの悪い子どもがすぐに寝てくれたとか自分自身の顔に使っている方も居ました。
鍼灸院に行くのがハードルが高くてもこちらなら自分で子供にやってあげられるのとスキンシップにもなるから良いなと思いました。
鍼灸院でもこれに似たようなものも使っていました。
小児はりを受けた子供の感想!その後の状態について
小児はりをはじめて受けた時の子供の状態は、不安感からの登校しぶりをしている状態で四六時中【学校にいきたくない】気持ちでいっぱいだったのですが(本人がいつも頭の中に学校の事が浮かんでいると言っていました)
はり治療をしてもらうにあたり、パンツ一枚(男児)になるのを恥ずかしがったりあとは、身体をさすられるのをくすぐったがり笑い転げたりして楽しそうでした。
先生に何度もその針ささない??と聞いていました。
自宅でも、行く前にこういうもので身体をさするだけで刺さないし万が一さす場合は、説明してくれるから嫌だったら断れるよ。と言って行かせていました。
途中うつ伏せの状態で寝息がスースーと聞こえてきました。驚きました。元々赤ん坊の時から寝つきが悪く昼寝も2歳代から余程じゃないとしない子供だからです。
いかに、緊張状態にあってそれがはり治療によってリラックスしたのか分かりました。
詳細はこちらの記事の中の
⇒【登校しぶり】休み明けの不安感!子供が行きたくないといった時にした対策
登校しぶりに東洋医学が効いた!小児鍼と漢方薬
という章にまとめています。
これ以降段々と登校しぶりが治まり今では学校へ楽しく行けるようになりましたが
定期的にメンテナンスとして(前回は1年空いてしまいましたが)小児はりに行っています。
本人が、また針行きたい!というので相当気持ちが良いのかなと感じています。
因みに、頻繁に通えば違うかもしれませんが我が家の場合、寝つきに関してはそんなに良くなった感じはありません。
何より変化したのが精神面と免疫力向上です。
本当に風邪をひきやすいタイプだったのが身体が強くなりお休みは、1年間のうちインフルエンザの時のみでした。
鍼灸院は遠いのにまた行きたいと子供本人が熱望する
鍼灸院は、家から遠く今では自転車の後ろに乗せるのも出来ないので子供自身が漕いで坂道を登ったりするのですが、それでも定期的に鍼に行きたがります。
何で行きたいの?と聞いた事があるのですが
頭がすっきりするのと目がはっきり見えるようになるとの事でした。
小児はりで調べてみると
仮性近視にも効果があると書いてあるのであながち間違いではないみたいです。
大人でも、終わった後の爽快感が本当に凄くて肩こりが酷い私がスッキリしすぎてスキップして帰りたくなるくらい身体が軽かったですし、子供と同様目がすごく良く見えるようになります。
我が家の子供たちが夜泣きをしていた原因考察
今思うと私は、子育てに余裕が無く更に言うと赤ちゃんがどんなふうに感じてどうして泣いているのかを全然考えていませんでした。
とにかく、早く寝て!そればかり考えて静かに行動して赤ちゃんが寝ても夫と静かに音を立てない様にドキドキして、にゃ!!という泣き声がしたらアー起きたーと悲しい気持ちになっていた事を思い出します。
毎日これの繰り返し。
小児はりの方法が書いてある本を読んだのですが、夜泣きを解消するには、まずは子どもの背中や首のこりをほぐしてあげるのが大切と書いてあって!目から鱗でした。
そうだよね、赤ちゃんだってずっと寝かされていたり抱っこされていたら人間なんだから腰も痛くなるし背中も凝るよね。
うんうん、それを全然考えていませんでした。
ベビーマッサージというのが地域のコミュニティーセンターであってチラシも貰ったのですがそんなの意味ないやという感じで全く参加しようとも思いませんでしたが・・・もしかしたらベビーマッサージ参加していたら赤ちゃんが寝るようになったのかも・・
背中痛いよ!腰が痛いよー!不快だよ!って泣いていたのかもなと今なら思えます。
勿論、別の原因があるのかもしれないし赤ちゃんの気持ちは今となっては分かりません。
でも小児はりやベビーマッサージで赤ちゃんの夜泣きや疳の虫が治まる症例が多いという事は、そういう事が関係しているのかなと思ったり。
はり治療に対しては、まだあまりいいイメージばかりでは無いかもしれませんが小児はりは、特に赤ちゃんで夜寝ないで親が参っている場合本当に一度試してもらいたいなと思います。
小児はりの料金は、場所にもよりますが10分くらいで1000円という所がおおいので時間もかかりませんし、費用もそこまで高くありません。
2,3回通ってみて効果が出たらラッキーじゃないですか?!
夜泣きの期間は、凄く長いですし夜泣きをしない子でも2歳位になるとかんしゃくが酷くて何をやっても泣き叫ぶ子もいます。
よく、イヤイヤ期と言われますがあれも子供自身何が何だかわからないけど不快で辛い思いをしているのかな?と思うんです。
なので、小児はりに抵抗があればベビーマッサージでも漢方薬でも何でもいいのでそういう方面のアプローチもあるよと言う情報をお伝えしたくてこの記事を書きました。
成長してからの免疫力向上や精神的な不安、何なら我が家もこれから来るであろう思春期にも小児はりは有効ではないか!?と考えています。
少しでも多くの方の目に触れると嬉しいです。
子育てをはじめて早10年経ちました。
性格的に【根っからの心配性】の私は、子供を産む前から心配性ではありましたがさらに心配が増しました。
・寝ない
・咳した
・足が変な向きじゃないか?
・髪の毛が茶色すぎないか
・友達関係
色々な事ですぐに悩んで落ち込んでご飯食べれなくなった事も・・育児書を読んでも模範的な事しか書いてない!そんな時にネットの体験談に助けられました。
次男は、小学校で精神的に不安な事がきっかけでしばら
【登校しぶり】
になった経験もあります。
その時は、激ヤセしてしまう程影響を受けてしまう母なので自分自身のメンタルの保ち方なども研究中です。
子育てのモットーは、
【自己肯定感を育んで幸せな気持ちを持ってほしい】
ということです。
心配性な2児の母がお役に立てそうな情報をどんどんまとめていくので見ていってくださいね。